滑らかな手さばきは早撃ちガンマンのそれだった。客がどんな球を投げようとも条件反射で左手がジャストサイズの袋をつかんだ。スナップの効いた右手はレジのテンキーから煙とともに薬莢が飛び出してくるかのような速さだった。バックヤードの毒づきは壊滅した。漏れ聞こえるのは、私ならもっとこうするとか、ああするとか、分かりやすい負け惜しみに過ぎず、茂雄は自分の顔面に正真正銘の笑顔を期待していたが、連中のあまりの哀れさに、連中を蝕んでいる真の黒幕の存在を予感させて、元来無表情な顔をさらに無表情にさせていた。
好きな音楽で傷を癒やし、ジャック・ダニエルで忘れよう。
音楽は敬愛するザ・シー・アンド・ケイクだな。素敵なライブ曲をみつけたから、これにしよう。
マンハッタンでもつくるか。いや、友人から頂いたトマトジュースが沢山あったから、バノックバーンにしよう。
秋の夜は長い・・・
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