わたしの声は結構低いので、初対面の人はよく驚いたりする。
コンビニバイト時代も、お客さんが目を丸くして驚くことが何度かあった。そんな場違いな自分を楽しんでいた。
友達には松田優作の声に似ていると言われたことがある。
声が低すぎるだけで疎まれる仕事も存在する。営業職にはあまり向いていない。
世の中のお坊ちゃんは声が高めで、年齢に相応しい役職について、ノーマルすぎた青春のコンプレックスをスーツの中に隠せるようになると、ここぞとばかりに思春期に憧れた声の低くて背の高い無口な風体にささやかな復讐を果たすべく、わたしから司会という声の仕事を奪ったりする。平均を好む日本人特有の排他的仲間意識を心底憎んでいる。やつらはわたしのワイルドとフリーダムに妬いているだけなのだ。
わたしは自分の低い声も高い身長も気に入っている。この声と身長でいつでも、どこでも、びびらせてやる。
だからというわけでもないが、夜には神父のように大勢の前で人の道を説いていながらも、普段は無口である。
土曜の朝は特に…
0 件のコメント:
コメントを投稿