2013年7月8日月曜日

ローラ・ニーロ



たくさんの人の期待を背負ったプレッシャーと戦わざるをえない試験が終わって駅へと向かう途中、『プレッシャーに勝て!』と背中に書かれたTシャツを着た試合帰りの体育系の女子高生数人が私の前を歩いていた。『プレッシャーに勝つ』の方がいいのではと思いながら、うつむき加減にひたひたと歩いた。

梅雨が明けて夏の高い青空が威圧的で、灼熱のアスファルトを這いずりまわる私に重くのしかかる。そんな非情な青空を見上げながらウォークマンでローラ・ニーロの「ニューヨーク・テンダベリー」を聴く。涼しいだけの音楽なら巷に溢れているが、体温の優しさと鐘乳洞のような暗い冷たさが同居する音楽は滅多にない。夏空の高いところから冷たい風が下降してくるかのようである。

今の私にはこの冷たさが丁度いい。


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