2012年9月5日水曜日

R.E.M - At My Most Beautiful

R.E.Mが解散して約1年になる。ロック界で果たした役割が偉大であるがゆえに寂しさが日に日に募るばかりだ。

特に80年代以降の疲れた若者には音のバリアフリーが必要だった。ステレオタイプを破壊する段差のないロックが必要だった。それは売ることを考えていない音楽である。

その価値観が日の当たらない愛すべき「普通の人々」に届いていた。事実は小説よりも奇なりで、かつ良いことよりも悪いことのほうが多いのが世の常である。僕たちは息をしている以上、動いていてもいなくても想像を絶する未知の世界と絶えず直面して生きている。R.E.Mは病んでいくアメリカ社会の片隅で朝もやの中を想像を絶するアンニュイな不安の中でバスに乗り込む欝気味な彼や彼女に届いていた音楽である。そしてそれは今の日本にも通用する。いや、今の日本にこそ必要な音楽である。

 

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